更新日: 2024年1月20日
室町幕府の関連人物~足利将軍と幕府の主要人物紹介~
足利尊氏が鎌倉幕府に取って代わる室町幕府を開きました。新たな武家政権の誕生です。3代将軍義満の時代に最盛期を迎えますが、幕府内の内乱や朝廷の南北分裂、守護大名の勢力争い、そして応仁・文明の乱など争いが絶えず、なかなか安定には至りませんでした。
室町幕府の関連人物:足利将軍
足利初代将軍:足利尊氏(あしかがたかうじ)(1305~58)
後醍醐天皇とともに鎌倉幕府を滅ぼしながら、その後、後醍醐に反旗を翻し、建武政府を打倒。戦前まで逆賊の代表格とみなされてきましたが、新たな武士の世を切り開いた存在として、現在は正当に評価されています。
足利3代将軍:足利義満(あしかがよしみつ)(1358~1408)
3代将軍就任後、管領細川頼之の補佐を受けて幕府の基盤強化を推進。さらに花の御所(室町第(むろまちてい))で将軍権力を拡大。南北朝合一にも成功し、室町幕府の最盛期を築きました。15人の足利将軍のなかでも屈指の能力者です。
足利4代将軍:足利義持(あしかがよしもち)(1386~1428)
4代将軍足利義持は3代義満の在世中は実権をもてませんでしたが、義満が亡くなると日明(にちみん)貿易中止など、独自の政策を打ち出し、存在感を示すようになります。前将軍と比べると目立ちませんが、政治手腕は確かなものでした。
足利6代将軍:足利義教(あしかがよしのり)(1394~1441)
3代将軍足利義満の子で、最初は義円と称する天台座主(てんだいざす)でした。しかし、くじ引きによって6代将軍に選ばれ、やがて恐怖政治を展開。その政治手法が守護大名をはじめ多くの人々の不満・不安を招くことになりました。
足利13代将軍:足利義輝(あしかがよしてる)(1536~65)
13代将軍就任時、将軍権威はすっかり衰えており、三好氏らとの抗争で長期間の流浪をしいられます。20年の在職期間中、在京していたのは約10年でした。のちに三好氏と和睦したものの、悲劇的な最期を迎えます。
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